公開観客動員数


2012年6月中旬。
今年も・・「江戸前鱚」の季節がやって来ました!

例年だったら5月初旬には出掛けるところですが、
今年の東京湾は、ちょっと前まで「イシモチ釣り」で大賑わい。
異常なくらいの湧きで毎日クーラー満タンの大釣りの様子でした。

でも・・
キス好きのボクとしては、はっきりいってイシモチは邪魔者。(苦笑)
早く、イシモチがいなくなって、キス釣りにならないかなぁ〜と
ずっと心待ちにしていました。

5月中旬頃からやっとイシモチが沈静化したのですが、
今度は、梅雨入りしちゃって
雨の日が多くて、なかなか釣りに行けない。

2012年6月某日、
やっと天候が落ち着いたので
毎度の船宿、浦安「吉野屋」にお邪魔です。
(↑一年ぶり)




当日の気象情報

■船宿 千葉県浦安「吉野屋」
■潮周 長潮
■波 1m〜2mうねりを伴う
■天気 晴れ
■降水量 0.0mm
■気温 最低15.3℃、最高23.6℃
■湿度 58%
■風向・風速 東北東1〜4m/s
※気象庁当日発表資料(千葉県木更津港観測)


風向きだとちょっと肌寒いかな?
しかし、雨さえ降らなければ御の字です。


浦安「吉野屋」は、自宅からだと混んでいても概ね30分。
のんびりと午前6時過ぎに出掛ける。
(↑この時間なら寝不足にはならないので楽♪)


船宿に伺うと席札とって、出迎えてくれる「吉野社長」に
船代8,500円払って、「吉野屋謹製弁当」(300円)を注文する。
同席した常連さんと挨拶しつつ、お茶を頂いていると
お弁当ができて、奥さんから手渡しされる。
(毎度のパターン)

←結構、前からある湯呑みです。
店の前には、注連縄に提灯と紙垂。
地元のお祭り(浦安三社祭)が近いようです。
昨年と同じようにクーラーを軽トラに乗せようとしたら
「船着場近くに変わってますんで」・・と言われる。

←あれま。
本当に昔の船着場に戻っていますね。
水門工事もようやく佳境というところでしょうか?
←第十六吉野屋丸・・
別名「高田丸」(笑)/白鱚専用船

この東西線の真下から出るのが本来の「吉野屋」です。
今日も平日なので、通勤ラッシュでつぶれそうな人たちの
羨望な視線を強く感じつつ、釣り竿とクーラーを手に
颯爽と船に乗り込む瞬間が何とも快感です・・(ニヤリ)
7時過ぎ。
船に乗る前に「高田義弘船長」に挨拶して、乗船券と席札渡す。
席は、いつもの事ながら「高田義弘船長」に仕切られて
席札とぜんぜん違う場所になるけど、バランスよく巧い具合に
客を配置してくれるのは流石です。

←「はいよ!」・・と、貰うテンコ盛りの青イソメをプラ容器から
持参して来た“木の餌箱”に移す。(弱らないように暑さ対策)
←吉野屋の名物船長・・「高田義弘船長」です。
この船長を目当てに吉野屋のキス船に乗る客も多いですね。
(ボクも大ファンの一人です!)

なんとなく・・
昨年の千人面の頃よりちょっと髪の毛が短くなりました。
でも、相変わらずの愛嬌たっぷりの笑顔とパフォーマンスで
お客へのサービスは満点です!

「今日もヴショウジョ大漁間違いなし!任せなさい!」
釣り客8名乗せて、7時30分河岸払い。
いつものように旧江戸川を下って、
首都高速湾岸線の橋をくぐれば・・

ほ〜ら・・



あっという間に東京湾です。
(↑↑葛西臨海公園)

←何年かぶりにスピニングリールを新調しました。
ダイワ「カルディア2004」・・
PE0.6を100m巻いてあります。(軽くてドラグも良さげ)

竿は、10年以上ず〜っと一緒の「銀座東作」の鱚和竿、1.6m。

今年、2012年2月12日に完成したばかりの
「東京ゲートブリッジ」。



これによる各方面の経済効果は、大変期待されているようですが
今のところ観光でも通行でもあまり利用するチャンスはなさそうです。
(若洲から渡って何処へ抜けるのかも知らないし・・)


小一時間も走って・・(高田丸は、パワー不足で遅いのだ)
大型船が行き交う、東京湾ど真ん中の航路で停泊!
えっ?ココでキスやるの?!
(盤洲沖)

船を安定させたら・・
「ブー♪はい頑張って!」
(「高田義弘船長」の号令が木霊する)



水深、約15〜20mのやや深場・・
オモリ15号でエサを海底に沈めると同時にブルブルブルン!!
いきなり18センチ級の良型が来ました。(やった)


「ここは、ジャンボいるよー!ジャンボギス!!」

いつものウンチングスタイルでジャンジャンバリバリ
キスを釣り上げて、自らエンジョイする「高田義弘船長」。
ボクにも来ましたジャンボ級が!
軽〜く22センチはあります。(嬉)
実釣5分程度でこのペース。
しかも良型ばっかです。

←外房や駿河湾とかのサイズと比べてはいけませんよ。
これでも東京湾では、立派なジャンボなのです!!
「ほーらまた来た!ジャンボー!」
・・写真を撮って撮ってとおねだりされた。

曇りがとれて太陽が顔を出す。・



風は、相変わらずやや強めですが
寒くはないです。

←これで26センチはあります。
久しぶりに肘叩きにあいました!
(ビタタタタタタタタ!!!)
ちょっと釣れなくなると小移動。
まめまめと釣れるポイントに変えて、ビシバシ釣らせて
お客満足度を向上させる「高田義弘船長」。(絶妙)
←2時間ほどやって、結構な釣果になったので・・
「キスの船上干し」をやってみました。
(帰ってすぐに食べられるのが嬉しい♪)
その後も快調に釣れて・・
たまに、こんなのや・・

←「高田義弘船長」曰く、「パックンチョ」という魚。
恐らく、イトヒキハゼの仲間でしょうか?
こんなのゲストが釣れたり♪

←可愛らしい木っ端のマコガレイ。
(当然リリース)
本当は、浅場の「新日鉄」前でやって、天麩羅サイズをいっぱい釣らせて
お土産を確保してから、こっちの深場に来てジャンボサイズを釣ってもらい
客の満足感を煽る作戦だったのが、生憎の風具合で逆転したらしい。

←それでも終始、この満面の笑顔とマイクパフォーマンスで
ファンサービスを欠かさない。(尊敬)

正午、ちょうど潮止まりとなって・・



キスの喰いも小休止。

そーなると・・
横着な置き竿しておいて・・
「吉野屋謹製弁当」をワクワクしながら開く・・
おっ♪
いつもの佃煮+鮭弁当。
この手作りで素朴な感じがなんとも幸せな気分になります。
実に美味しいなぁ〜♪(しみじみ)

後半戦は、千葉県君津市〜木更津市にある
「新日鉄」の真沖に移動・・



水深3〜5mの浅場を探る。

ここでの平均サイズは、10〜15cm。
「高田義弘船長」曰く、一番旨い天麩羅サイズですね。
今日の外道に頻繁に釣れるクサフグ(ピンポン球)。

「おーい!ピンポン球が釣れたら捨てないで頂戴ね〜♪」
・・と、「高田義弘船長」が叫んだら、船内からこんなに集まりました。

おつまみの唐揚げにして食べるのだとか。
コイツらは、猛毒のテトロドトキシンを持っているので危険です!
きちんと「ふぐ免許」をもった調理人が捌きます。
みなさんは、絶対に真似をしてはいけません!(鉄則)
←あっ!ちゃんとありました。
とってもオチャメなテトラポッド。(右の観測所も健在)
もうこの時期は、水温が高いのでバケツで活かせておけません。
釣れたお魚さんたちは、早めにクーラーに入れましょう!

←今回、キスより大好きな「メゴチ」が3匹しか釣れなかった。(残念)
14時30分をまわって・・
そろそろ沖あがりの時間です。

←今日もたくさん釣れてルンルン気分で納竿する「高田義弘船長」。

木更津の沖堤の隙間から出て
全速力で走る「高田丸」。(笑)



だいたい浦安まで1時間ってところです。


帰りは、疲れて
すっかりキャビンで寝ちゃって・・

目が覚めたらここまで来てました。(あらま)

下船したら、きちんと「高田義弘船長」に挨拶して
船宿に戻って・・
トイレ行って・・
お茶飲んで・・
いつもニコニコ笑顔の「吉野社長」にお礼言ってから帰りました。


今回の釣果です・・


釣れたサカナ 釣れた数 大きさ
シロギス 78匹(リリース含) 平均5〜26センチ
メゴチ 3匹 チビ
ピンポン球 たくさん(船長が食べた) チビ
パックンチョ たくさん(リリース) チビ
マコガレイ 1枚(リリース) チビ

釣ってたとこ 盤洲沖水深15〜20m、木更津真沖水深3〜5m

「吉野屋」のサイト釣果報告では・・
船中21〜92尾。


〜船宿情報〜
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千葉県浦安市
「吉野屋」
http://www.funayado-yoshinoya.com/
〒279-0004千葉県浦安市猫実5−7−10
047−351−2544
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〜おまけ〜

「船上干し」したのを早速、コンロで軽く炙って・・
ムシャムシャつまみながら缶ビールをペシッ!グビグビ・・ゴックン!!
ぷっ・・ふぁぁぁぁぁ〜♪(最高)
25センチクラスの大きいのは・・
見栄えがカッコイイので「塩焼き」にしました。
大きいのが多かったので涼しげな「糸造り」も拵えて。
適当に休憩したら・・
大量にあるシロギスを眠い眼をこすりながら開きにする。
(一時間以上かかった・・ふぅ)
中骨は、「骨煎餅」にしますが、これは次回のお楽しみ。
(冷凍保存)
サクサク「天麩羅」も完成〜♪
家族みんなで心行くまで美味しく堪能しました!
東京湾に感謝・・ご馳走様〜!

ぶぶまるれぽ
東京湾しろぎす釣り2012
千葉県浦安「吉野屋」

-レポ作成-
2012/07/15

〜おしまい〜







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