ひぬまはぜつり2014

公開観客動員数


2014年10月2日(木)。

茨城県涸沼へ行って来ました。
前回が、2009年の釣行ですから・・
あ。東日本大震災の前ですね。

その後は、歳とったせいか遠方が億劫になりまして
近場の深川や江戸川ばかり通ってます。(苦笑)
いけませんねぇ〜

それでは・・
今年(2014)の涸沼ハゼはどんな感じなのでしょうか?

はじまり。はじまり。




当日の気象情報・・

■日程 2014年10月2日(木)
■船宿 茨城県涸沼「大倉屋」
■日の出/日の入り 05:33/17:21
■潮周 小潮
■干潮時間(潮位) 03:00(48.4cm)/15:08(106.3cm)
■満潮時間(潮位) 10:55(115.6cm)/20:10(125.8cm)
■波 0.5m→1.5m
■天気 曇りのち雨
■降水量 0.0mm→1.5mm
■気温 最低17.5℃、最高22.1℃
■湿度 73%〜97%
■風向・風速 北北東1m/s→南西2m/s
※気象庁当日発表資料(茨城県大洗観測)

↑は、隣接する大洗(海)の情報です。

当日は、台風18号が接近していましたが
まだ九州辺りにいて、関東地区の影響はありませんでした。


この日は、同伴者がひとりおりまして
途中でピックアップして、二人で仲良く会話を楽しみながら
常磐自動車道を水戸方面へ北上・・


サービスエリアやコンビニに寄り道しつつも
早朝なのでクルマで約90分くらいのドライブです。




涸沼は、こんなところにあります。
茨城県大洗港(太平洋)に近く、涸沼川を通じて海水も入り込む汽水湖です。

【Googleマップはコチラ】


6時30分。
無事に涸沼に到着。

さてと。

いつもなら向かう船宿は、長年通っていた「秋月」にするのですが・・
震災の後にご主人が亡くなってしまって
宿も廃業してしまいました。(残念)



↑以前あった船宿も見る影すらありません・・
とても寂しいです・・


名船宿「秋月」、思い出の一枚・・



↑2009年にお邪魔した時の写真です・・


どこの船宿がいいかなぁ〜???

大杉神社手前にある「飯岡屋」でもいいんですが、
事前にネット検索してたら
店での対応が、あまり良くないとか書かれてましたので・・(困)

ならば、「秋月」のあった更に奥へ行ってみましょうか?
確か・・数軒の船宿があったような・・

一番奥の「大倉屋」に恐る恐る声をかけてみました。

こちらがその「大倉屋」さんです。

玄関を開けて挨拶すると笑顔で奥さんが対応してくれました。
飛び込み客でもこの愛想なら安心と・・

早速、二人分の料金とゴカイを3杯購入して、釣りの支度をします。
(船代は組合料金なのでどこの宿へ行っても変わりません)
←宿の駐車場になぜか・・コハクチョウが二羽。
奥さんに聞きましたら、飼っているいるのではなくて
天然のがすっかり居ついちゃってるとか。

「大倉屋」のカワイイ看板娘ってところでしょうかね♪
天気も晴れてて、美しい涸沼もベタ凪です。

船頭の大倉さんが、ポイントまで曳船をしてくれます。



ポイントまで約5分の航程・・

綺麗な景色を堪能しながらゆっくりと
対岸へ向かいます。
この景色を見ちゃうとやっぱり来てよかったなぁ〜
・・と思いますね。

船頭の大倉さんです。



どこの船頭も一緒ですが、かなりシャイです。
でも・・大倉さんは、笑顔で話しかけてくださるので
初対面でも安心です。

←今日の同伴者は、ヒラメ釣りとかでお馴染みの
ダンディな「F師匠」です。

ポイントに着いて
早速、釣りを開始です。

いつもの通り、のべ竿1本とリール竿を2本出し。

餌は、ゴカイ(赤イソメ)です。
身が柔らかいのでハゼの喰いが良いと評判です。
        「ブルルルン♪」

←あっという間に一尾が釣れました。
ちょっと小型ですね。(10センチあるかないか)
「F師匠」もコツコツとアタリをとって連釣です。

時には・・
「ギューーーーーーーーーーーン!!」
と、仕掛けがすっ飛んで・・



↑元気のいいセイゴが釣れます。
チビでもカッコイイ魚です。


この魚は・・



「ニゴイ」ですね。
涸沼では、これの他にも「オボコ」(ボラの子供)、「チンチン」(クロダイの子供)も
一緒に釣れてくる定番の外道です。
(食べないのでリリース)

この数年・・
ボートのハゼ釣りには欠かせないアイテムがこの椅子。
あぐらをかいて座れるので腰が楽ですね。
釣ったハゼを活かして帰るのが好きなので
相変わらずこんなのに入れています。
←カワイイのばかりです。
魚影が濃くて活性も良いのですが・・
まだ、あまり大きく育っていないのかもしれません。

ほらね♪



チョイ投げしてサビいてくると・・
大抵は、このように一荷で釣れて来ます。

←でも小さい。

この時期の涸沼サイズといえば
20センチ以上が良く釣れるハズなのですが・・(う〜ん)

釣り始めて3時間が経過・・


天気は、良くて快適ですが・・



写真ではわかりませんが、
だんだんと風が出てきましたね。

とぼけた顔のが、まだまだ釣れます。

「ギィギィギィ・・」



振り向けば、潮に流されながら手採りカッター漁船が、涸沼名物の蜆(しじみ)を採っています。
あの長〜い棒の先には、大型の鋤簾が付いていて
それに蜆がたくさん入ります。
(大変な作業です・・)

コンスタントに追釣はしますが、平均すると12〜15センチ。
ちょっと物足りないサイズです。
このハゼたちの顔を見ていると・・
どうしても笑顔になりますね♪

カワイイのと旨そうなのと・・(笑)

そろそろ佳境です。

正午を回りましたので・・
ケータイで船宿に電話して迎えをお願いしました。


「どーだ!」



オチャメな「F師匠」が、ケタハゼ級を見せびらかす。
(↑このサイズがいっぱい出るといいのにね)



「たくさん釣れたかの?」



・・と、迎えに来た大倉さんが声をかけて下さいます。

「数は、まあまあですね・・」
(↑正直に答える)

空は、どんよりと曇天・・
少し肌寒くなってきました。
あれま。

涸沼のランドマークだったこのビルが復活していますね。
てっきり廃墟なのかと思っていました。(苦笑)

恐らく・・何かの福祉とか介護の施設かな?
←2009年の時は、こんな感じ・・
十年以上もこんな状態だったし。
「大倉屋」に戻ってきました。

凛々しい「大倉船頭」の雄姿です・・
(キリリ)




↑しかし・・
流石に職人。
日に焼けて真っ黒ですね。

なかなか風情がある看板。
電話番号が、また時代を感じさせます。

←手前にある脚立は何かと思えば・・
2階から洗濯干すための竿掛けなようです。(笑)
←早朝から丁寧な接客サービスをして下さった奥さん。
(帽子がステキです♪)

折角なので涸沼名物の蜆を頂いて帰りました。
1パック500円。
4パック・・約2キロお買い上げ。
(↑蜆大好き♪冷凍保存も利くしね・・)
←これが「涸沼蜆」です。(ヤマトシジミ
大きい個体で有名ですが、しじみ汁とかにするのでしたら
小粒を大量に使った方がコハク酸とかオルニチンが大量に出て
より美味しいと感じるのは筆者だけでしょうか?

さて・・

美しい自然を満喫しつつ
今年(2014)の涸沼に感謝しながら帰宅です。


今回の釣果です・・


釣れたサカナ 釣れた数 コメント
マハゼ 50〜60尾 10〜20センチ

いつもの涸沼ハゼとしては、かなり物足りない大きさでした。
そこそこアタリもとれて楽しかったですが
何せ小さい・・
(水温が高いせいなのかしら?)

このレポがアップした頃(2014年11月)は、きっと型も良くなっていることでしょう!
まだ間に合いますよ!是非ご釣行を♪


〜船宿情報〜
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船宿
「大倉屋」
〒311-3125 茨城県東茨城郡茨城町下石崎1652-8
029-293-7101
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涸沼はぜ釣りバックナンバー
ぶぶまる@ちびれぽ ひぬまはぜつり2009 茨城県涸沼「秋月」
ぶぶまる@ちびれぽ 涸沼ハゼつり2007 茨城県涸沼「秋月」
ぶぶまる@ちびれぽ はぜつり2004 茨城県涸沼「秋月」

よろしかったらどーぞご覧ください♪( ∩_∩)_旦~~


〜おまけ〜

まだ小型が多かったので
当日の晩酌にと「唐揚」にしました。

←ちょっとお疲れモードだったので
サボって市販品の唐揚粉を使いましたらダマが出来てしまいました。
でも、骨までサクサクで美味しかったですよ。
全体的に小ぶりでしたが、
折角の涸沼ハゼなのでチマチマと開いて天ぷら用のタネも作りました。
しかし、それは次回のお楽しみで冷凍保存。

←これは・・
開いたハゼの中骨を素揚げにしました。
お酒の肴にピッタリでした♪

また行きたいですね〜涸沼ハゼ。

深川や江戸川のハゼや木更津のハゼも大好きですが
釣りと一緒に美しい大自然を存分に味わうのなら
断然・・涸沼をお勧めします!


ぶぶまるれぽ
ひぬまはぜつり2014
茨城県涸沼「大倉屋」
2014/10/02



↑一匹だけ・・あまりに元気だったので
数日間、自宅の水槽で金魚と泳がせて観察♪
その後、可哀想なので江戸川河口域へ放流しました。
(江戸川のハゼたちと上手くやってるかしら?)

-レポ作成-
2014/11/16

〜おしまい〜








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